『罪と罰』登場人物一覧表

『罪と罰』　１８６６年（ドストエフスキー　４５歳）
登場人物一覧表

主な人物

ラスコーリニコフ　[ロージャ]（ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ）

ペテルブルグに住む貧しい青年で元ペテルブルグ大学法学部学生．23歳．

プリヘーリヤ（プリヘーリヤ・アレクサンドロヴナ・ラスコーリニコワ）

ラスコーリニコフの母．43歳．年金と内職で暮らしている、田舎からドゥーニャと共に出てくる．

ドゥーニャ　[ドゥーネチカ](アヴドーチャ・ロマーノヴナ・ラスコーリニコワ)

ラスコーリニコフの美しい妹．スヴィドーリガイロフの家に住み込みで働いていた．

マルメラードフ　(セミョーン・ザハールイチ・マルメラードフ)

元九等官．50歳．ソーニャの父．馬車に轢かれて死ぬ．

ソーニャ　[ソーネチカ](ソーフィヤ・セミョーノヴナ・マルメラードワ)

マルメラードフの前妻の娘で一家の生計のため娼婦をしている．17，8歳

スヴィドーリガイロフ（アルカーヂイ・イワーノヴィチ・スヴィドーリガイロフ）

50がらみの高等遊民の男．家庭教師に招いたドゥーニャを誘惑する．昔愛人のレストリッヒの１４才の姪を強姦、自殺させたとか、６年前下男フィリップを虐待自殺させたとか、妻のマルファーを毒殺したとかの忌まわしい噂がある．

マルファ・ペトローヴナ・スヴィドーリガイロワ

女地主．５５才．７年前にスヴィドーリガイロフの借金を肩代わり返済し、結婚．水浴中に脳溢血死．

ラズミーヒン（ドミートリイ・プロコーフィチ・ラズミーヒン）

ラスコーリニコフの友人　ペテルブルグ大学法学部学生．

ルージン（ピョートル・ペトローヴィチ・ルージン）

45歳．スヴィドーリガイロフの妻の親戚で、ペテルブルグに弁護士事務所を開こうとする．ドゥーニャと婚約するが破談．

ポルフィーリイ　(ポルフィーリイ・ペトローヴィチ)

35，6歳．金貸しの老婆殺しを担当する予審判事で、ラスコーリニコフと対決する．ラズミーヒンの親戚．

脇役たち

カテリーナ・イワーノヴナ　マルメラードワ

元は貴族の娘、恋人と駆け落ちして零落．マルメラードフと再婚．　ソーニャの義母．

ポーレチカ[愛称ポーリャ，ポーレンカ]

マルメラードフとカテリーナの娘．

コーリャ

男の子．上に同じ．

リードチカ

女の子．上に同じ．

アリョーナ(アリョーナ・イワーノヴナ)

60歳前後の女．金貸し業．ラスコーリニコフに殺される．

リザヴェータ（リザヴェータ・イワーノヴナ）

35歳．古着屋．金貸し老婆の義妹．ソーニャの友達．ラスコーリニコフに殺される．

ゾシーモフ

27，8歳の外科医、精神分析に興味を持っている．

レベジャートニコフ（アンドレイ・セミョーヌイチ・レベジャートニコフ）

ルージンの友人、いわゆる進歩的ニヒリスト、誠実な心も持っている．

ニコージム・フォミッチ

警察署長

イリヤ・ペトローヴィチ

警察署の副署長

ザミョートフ（アレクサンドル・グリゴリエヴィッチ）

警察署の事務官

ナスターシャ

ラスコーリニコフの下宿の女中．

アマリヤ・リッペヴェフゼル

マルメラードフ家に部屋を貸ししている．カテリーナと対立．

ミコールカ　（１）

ラスコーリニコフの夢に出てくる馬殺し．

ミコールカ　（２）

ペンキ屋．犯人として誤認逮捕される．

カペルナウモフ

ソーニャに部屋を貸している．仕立て屋.

レスリッヒ夫人

スヴィドーリガイロフが部屋を借りている．

イワン・アファナーシヴィッチ閣下

マルメラードフの上官

関係図